部下の評価というような問題
本当に写生をしてみるなら、太陽はめくるめくゆがんだ図形にとらえられるかもしれないはずです。
ところで、こういった本当の写生でない写生画が描かれる「八の字」文化の傾向は、きびしかるべきビジネスの場にもあるから困りものです。
たとえば、部下の評価というような問題は典型的な一例だ。
ある評価項目にA君は10点満点のうち9点を取っているとしよう。
B君は4点であるとします。
こんなとき、評価者の寸評を見ると、A君には、この調子で頑張ってほしい。
B君には、努力を要するなどと書いてあるケースが多い。
しかし、この寸評もよく考えてみると、「八の字」評価といわれる可能性を含んでいるのではないでしょうか。
本人たちの現状をよくつかんでいるならば、9点を取っているA君に向か(.て、もっと努力を要すると書き、4点のB君に向かっては、よく頑張った、この調子であると書くべきかもしれないわけです。
現在、部下が求めているものは、単純なほめ言葉ではなく、正しい評価です。
「ごくろうさま、おつかれさま」の書葉の代わりに、評価の言葉を正しくかけてやってほしい。
「ごくろうさま」も符丁化してはおしまいです。